自分とBUMP OF CHICKEN その10 「グラブル」はデレマスコラボ第2弾の頃から始めました編

※このブログは、自分と、自分がこの世で一番好きなバンドであるBUMP OF CHICKENとの思い出を振り返る、言わば自分語り回顧録です。

 

2017年4月、晴れて大学へと進学した自分は、東京で一人暮らしを始めた。もちろん、それまで集めていたバンプのCDやグッズなども一人暮らし先に持って行った。

スタジアムツアー「BFLY」と「リボン」の生配信で再びバンプへの熱を取り戻した自分だったが、上京する事でよりバンプに触れるある機会を増やす事が出来た。それは、バンプのレギュラーラジオ番組である「PONTSUKA」をリアルタイムで聴けるようになったという事だ。「PONTSUKA」自体はインターネットでも配信されているし、地元でも遅れてではあるが聞く事自体は出来た。しかし、自分の性格上、配信系の番組は「視聴期限までまだ余裕があるし、すぐに見なくてもいいや」と思ってしまい、結局期限ギリギリになって視聴、あるいは聞き逃してしまう事が多いので、こうしてリアルタイムで番組を聴ける環境に自分の身を置けたのは大きかった。日曜の深夜3時を回った頃から始まるこの番組は、一週間の一番最後に触れるものとして、とてもゆるくてちょうど良い番組だ。

(ちなみに、インターネットで配信しているバージョンが、地上波で流せなかった部分も含めた完全版であるという事に気が付いたのは、上京して数年後の事だった。)

 

そして、バンプ熱を取り戻した自分にとって、さらにタイミングと運の良い出来事が起こった。それは、「GO」が、「GRANBLUE FANTASY(通称グラブル)」のアニメのOPとして起用された事だった。


BUMP OF CHICKEN「GO」

元々グラブルはこのタイアップが決まる前から、アイドルマスターシンデレラガールズとのコラボをきっかけにプレイしていて、いくらか課金してしまうくらいにはグラブルにハマっていた。自分のハマっているゲームに、まさかバンプが関わる事があるなんて…、と若干運命めいたものを感じながらこの一報にとても喜んだのを覚えている。アニメは2017年の4月から放送開始と、上京したてのタイミングにぴったり合ったというのも大きかった。

のちのグラブル内のイベントで、「GO」の歌詞の〈とても素晴らしい日になるよ〉の部分が、イベントを進める事で取得できる称号として獲得できた。当時まだ戦力が揃っていなかった自分は、苦労してこの称号を獲る事が出来た。

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この称号を取得して以来、自分のプロフィールにはこの称号をずっと固定してあったりする。

 

5月1日、先述の「リボン」が配信リリースされると共に、秋からのアリーナツアーの開催が発表された。ツアーの中には自分にとってはおなじみの静岡エコパアリーナでの公演もあり、真っ先に10月8日の公演に申し込んだ。地元に帰るという形ではあるが、「BFLY」の名古屋公演以来の久しぶりのライブ、さらにこのライブはアルバムを引っ提げていないという意味ではとても久しぶりのツアーだったという事もあり、どんな曲が披露されるかという期待も大きく膨らんだ。

また、このツアーは何度か追加公演の決定が発表されており、まさかのエコパアリーナが2daysライブになったり、千秋楽として約10年振りのさいたまスーパーアリーナSSA)公演も開催される事となった。10月8日のチケットは入手していたが、その時はまだバイトも始めておらず、財布の紐が固く結ばれていた自分にとっては、エコパのday2を取ってベースの直井由文(チャマ)の誕生日を当日にお祝いするか、トリのSSAのday2を取って念願の「DANNY」リベンジをするかの2択で非常に悩んだ。そして、結果として後者を取る事に決めたのだった。

 

「PATHFINDER」と名付けられたこのアリーナツアーは、当時リリースされた「記念撮影」などの新曲も交えながらも、バンプの新旧の楽曲が上手く組み合わされた、往年のファンにとっては嬉しい内容のセットリストであった。個人的にはバンプを聞き始めた頃からお気に入りの一曲だった「pinkie」が初めてライブで披露され、多くのファンの注目を浴びるようになった事もとても嬉しく感じた。

自分が参加した公演のうち、エコパアリーナの初日では、「you were here」の演奏中、藤原が「(歌詞を)間違えた」と歌うハプニングが起きたり、上記のチャマの誕生日の前日だったという事もあり、チャマが弾き語りで歌うビヨンセの「XO」を聴けたりと、とても思い出に残るライブだった。もっとも、その翌日のライブではチャマの誕生日をお祝いするスペシャルムービーが流れたり、チャマが作詞に加わった「彼女と星の椅子」が弾き語りで披露されたりと、こちらも特別な一日になったという話を聞いて、やはり無理をしてでも行くべきだったと少し後悔したが。


Beyoncé - XO (Video)

2018年2月11日に参加したSSA公演は、バンプの結成21周年という節目の一日だったという事もあり観客もお祝いのムードに包まれていて、藤原も曲中に「21歳になったぜー!」と発言するほどだった。そんな記念すべき日に披露された、20周年を締めくくる形で発表された「リボン」は、やはりいつも以上に胸に来るものがあった。また、この公演はアンコールが終わった後に藤原がまだ完成前の「Spica」の一節を披露してくれたのもとても思い出に残るものだったし、この日の模様は映像作品として発売されており、自分の行ったライブがパッケージで残るというのも初めての体験で、大変嬉しく思ったのを覚えている。

ちなみに先ほど触れた「DANNY」リベンジに関しては、藤原がインフルエンザのため福岡公演が延期になり、元々千秋楽公演だったSSA公演より後の日程での開催となったため、実際には福岡公演で「DANNY」が披露されたという、なんとも惜しいニアミスという結果に終わった。「DANNY」をもう一度、ライブで聴きたい…。

 

「PATHFINDER」ツアー終了後のバンプは、アニメ「重神機パンドーラ」のOPとEDにそれぞれ「シリウス」と「Spica」を、アプリゲーム「妖怪ウォッチ ワールド」のCMソングとして「望遠のマーチ」を、アニメ「からくりサーカス」のOPに「月虹」を、ロッテ70周年記念アニメ「ベイビーアイラブユーだぜ」に「新世界」を、翌年行われる箱根駅伝に往年の名曲である「ロストマン」を提供したりと、実に多くのタイアップを行っていた。こうして振り返ってみても、異常なまでのタイアップ数だと思う。

そんな数々のタイアップの中でも、自分にとって思い出深いタイアップとなったのが、映画「億男」の主題歌として提供された「話がしたいよ」である。


BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」

バンプはこの曲で約4年振りに「Mステ」に生出演する事になったが、その放送日が10月19日と、自分の誕生日と重なる事となった。

自分の誕生日とバンプ関連の出来事が重なるのは、2011年の「ゼロ」の発売以来の事であり、やはりとても嬉しく思ったのを覚えている。実際、誕生日の数日前に体調を崩して、万全の状態で誕生日を迎える事は出来なかったが、それでもテレビ越しに生でリスナーに音楽を届けようとしてくれるメンバーの姿と「話がしたいよ」は、とても元気をもらった。

 

今回は2017年の4月から2018年までのバンプとの思い出を振り返ったが、単純にバンプに触れる機会がとても多い期間だったと改めて感じた。「PONTSUKA」をリアタイできるようになった事や、これまではツアー中1公演しか参加できていなかったのが複数回参加できた事、そして上記のような度重なるタイアップと、この期間は非常にバンプに触れる機会に恵まれていた。バンプへの熱を取り戻した自分にとっては、まさにその熱を維持するだけの供給がなされていたのだと気付きを得た所で、今回のブログは終わりたいと思う。

 

〈つづく〉