自分とBUMP OF CHICKEN その15 2021年の暮れに編

9ヶ月ぶりの更新。

今年の紅白にBUMP OF CHICKENが出る事は、3月に朝ドラの主題歌のタイアップが決まった時点である程度確定していると思ったし(当時はまだベースの直井が活動休止中で、その辺りのわだかまりはどう扱われるのかという心配はあったが)、実際に出演が発表された際も、もちろん嬉しく思ったが順当であるといった感じが否めなかった。
披露曲も勿論「なないろ」で、「おかえりモネ」に出演していた俳優さんたちが演奏前に色々やるんだろうなぁ、朝ドラ様様だなぁ、とか考えたりしていた。

しかし先日、「天体観測」を追加で披露する事が発表された。順当さは綺麗にひっくり返され、今回の紅白出演がとてつもなく貴重なものと化した。

自分にとってBUMP OF CHICKENという存在が「好き」という言葉で言い表せない、そういう類の範疇を超えた所にあるように、そんなバンドの代表曲である「天体観測」という曲も、自分にとって好きとかそうでもないとか、そんな事を考えた事がないくらい、日常的に自分の人生の中に浸透していた。そんな事に気付かされたのは、つい最近の事だった。

自分が音楽を聴くのに利用しているSpotifyというアプリには、12月にその年に再生した回数が多かった楽曲をまとめたプレイリストを作成してくれるサービスがある。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1EUMDoJuT8yJsl?si=SqEX_TZOSFqP52WGQOhsCQ&utm_source=copy-link

これがそのプレイリストなのだが、その中に「天体観測」が入っていた。
「天体観測」以外の曲は確かに今年良く聴いていた印象があった。しかし、「天体観測」に関してはよく聴いたな、と思えるほど聴いた記憶がなかった。自分でもこのプレイリストの中にこの曲が入っている事に少し驚いたくらいだ。
その位、自分が無意識に求めていた事に気付かされた「天体観測」が、今年の上半期の朝を彩った「なないろ」と合わせて、今日テレビを通してお茶の間に響き渡る。

自分のようなファンにとっては歓喜の瞬間になる事間違いなしだが、ファンではない人が今日「天体観測」を聴いた時、どんな事を思うのか少し気になった。
「懐かしいな」という気持ちになる人はきっと多い事だろう。何せ、この曲がリリースされたのは今からちょうど20年前の2001年の事だ。逆に考えれば20年も前の曲だから、今日初めて聴く世代も間違いなくいるだろう。
今日の紅白を通して、BUMP OF CHICKENに初めて興味を持つ人、改めて楽曲に触れてみようと思う人、そんな人たちが日本中に少しでも現れる事を期待している。




ここ最近、自分のバンプへの依存度が今まで以上に増している。
というのも、リアルが非常に忙しくプライベートに割く事が出来る時間が極端に短くなっている。好きな音ゲーも満足できるだけのプレイ時間が作れず、好きなバラエティ番組も30分以上の時間があれば寝ていたいと思ってしまう。そういったものに触れるための元気が、いまいち作れなくなってしまった。
そんな状況でも、BUMP OF CHICKENの楽曲だけは毎日聴き続けられている。一曲だけでも聴いただけで、今日も何とか頑張ろうと心を奮い立たせる事が出来る。

以前のブログでも書いたような気がするが、BUMP OF CHICKENに生かされているという感覚が日に日に強くなっていったのが、2021年の自分とBUMP OF CHICKENの関係性の現在地だ。
バンプ側も、ベース直井が去年から続いた活動休止から復帰し、また元の4人の形に戻った。3人で活動している間もバンプへの熱量には何ら変わりはなかったが、先日配信された「Silver Jubilee」でいざ4人でのパフォーマンスを見た時、どこかホッとする所があった。
4人でのBUMP OF CHICKENが、この先再び崩れる事がない事を切に願いながら、これからもBUMP OF CHICKENの曲をただただ聴き続ける人生を送りたいと思う。

2022年が、良い一年になりますように。